気軽に聞きたい、住宅購入プロのアドバイス no.20

 

1 、熊本地震における木造住宅の被害状況

 

2、不動産豆知識「住宅ローンの引き下げ激化」

 (2016.7月)

 

◆1、~熊本地震における木造住宅の被害状況~ ◆

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こんにちは!上屋です。

 

今月は、熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会(建築構造や

設計の専門家ら25人で構成)の会合が6月30日に行われ、配布資料が公開されて

いますので、木造建築物についてのデータをご紹介します。 

まずは、被害の大きかった益城町中心部での構造別・建築時期別の被害状況

データからの抜粋です。 

 

 【木造建築物で倒壊・崩壊と大破した棟数は・・・】 

昭和56年5月以前の木造建築物は702棟中349棟(49.7%) 

昭和56年6月以降平成12年5月以前の木造建築物は800棟中151棟(18.9%) 

平成12年6月以降の木造建築物は242棟中17棟(7.0%) 

 

旧耐震の住宅の約半数が倒壊・大破している結果は残念ながら予想通り 

の感があります。また、新耐震といわれる昭和56年6月以降の住宅でも、 

平成12年5月以前の住宅はおよそ5棟に1棟の割合で倒壊か大破しており、 

こちらもある程度予想していた結果となりました。 

平成12年以降の住宅はまず安全だと思っていましたが、これは我々の予想を 

裏切る結果となっており、築年数による「安全神話」は存在しないと実感する 

結果となりました。 

 

さらに、木造の被害状況報告において、同じく益城町中心部での新耐震以降 

で倒壊してしまった木造建築物の特徴と分析も発表されており、そのデータを 

紹介すると・・・ 

 

昭和56年6月以降の新耐震でも倒壊してしまった対象物件99件のうち・・・ 

筋かい端部の接合仕様を確認できた70棟のうち、接合仕様が不十分であった 

ものが51棟(72.9%!) 

柱脚柱頭の接合仕様を確認できた94棟のうち、現行基準の接合仕様を満たし 

ていないものが90棟(95.7%!) 

 

このデータの対象は昭和56年6月以降の物件ですので、平成12年6月の建築 

基準法改正前の物件が大半を占めています。よって筋かいの接合仕様が 

不十分であったり、柱脚柱頭の接合仕様が現行基準を満たしていない、 

いわゆる「既存不適格建築物」として多く存在しています。 

これらの不備が直接的な倒壊要因とまでは本データ上では言い切れませんが、 

倒壊する可能性が極めて高くなった原因と言えるでしょう。 

 

旧耐震住宅の危険性はもちろんですが、新耐震でも平成12年基準法改正前の 

住宅は接合部やバランスにおいて危険な住宅が多く存在するとデータが示して

います。

東南海地震が起こる可能性が高いこのエリアでも、注意が必要ですね。 

 

今回はこれまで。

  

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◆2、不動産豆知識 ~住宅ローンの引き下げ激化~

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みなさんこんにちは。上屋です。

 

マイナス金利導入後の住宅ローン金利の低水準は、過去最低の状況です。

そんな中、今月からメガバンクの三菱東京UFJ銀行から他行もビックリする

低金利の商品が紹介されました。

 

3年固定金利で0.45%、10年固定金利で0.55%、そして35年長期固定金利

が1.00%と他では真似できないプランを出してきました。

 

10年固定で0.55%だと変動金利でも出るかどうかの金利です。

ちょっと前まで1%ちょっとだった10年固定が変動より安い金利と本当に

ビックリしていますが、それよりももっとビックリしたのは35年の長期固定

金利が1%と他行の10年固定くらいで全期間固定が選択できるのには衝撃を

受けました。

 

長期固定を選択するなら、これまではフラット35もありますが、フラット35の

場合は、団体生命保険料が別途負担になるので、UFJ銀行の35年固定の方が

団体生命保険料が金利に含まれるだけでもお得です。

しかもフラット35の物件価格10割融資の場合は1.4%前後と金利でもUFJ

銀行の方が低いです。

 

また、UFJ銀行の35年固定は銀行融資なので、諸費用やリフォーム代も

含めたローンも利用できます。

フラットの場合は基本が9割融資で、10割融資は金利を高くして借りること

ができるだけで、それ以外の諸費用などはジャックスなどの高い金利で借りる

ことになりますので、利用しやすさからもUFJ銀行のほうがメリットが高く

長期で安心してローンを組みたい方にはおすすめです。

 

最大手がこれだけの商品を出してくると、他行の動向も今後注目していきたい

ですね。

 

今回はこれまで!

気軽に聞きたい、プロのアドバイス 

 

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