諸費用は、不動産物件を買うときに新築住宅では購入代金のおよそ3%~5%程度、中古住宅ではおよそ5%~10%程度を目安に用意する必要があります。仮に4,000万円(消費税込み)の住宅を買う場合は、新築住宅で120万円~200万円、中古住宅では200万円~400万円くらいになります。
諸費用の支払時期はだいたい4段階
一般的な購入スケジュールに合わせて整理すると、だいたい4段階に分類できます。不動産会社によっても支払いの方式が様々で、仲介業者を通じて購入する場合にはその都度支払うケースが多いようです。
第1段階 売買契約を締結する時
・契約書に貼る印紙代
・仲介手数料など
第2段階 住宅ローンを借りるとき
・金銭消費貸借契約書を取り交わすときの事務手数料や印紙代
・ローン保証料
・火災保険料
・抵当権を設定するための登記費用として登録免許税や司法書士への報酬など
第3段階 登記費用
・土地と建物の所有権登記の際の登録免許税や司法書士への報酬
・新築住宅では表示登記の費用が必要な場合あり
第4段階 入居後
・不動産取得税
・固定資産税
・都市計画税
・引越しに伴う費用
・中古住宅などではリフォーム工事費用など
不動産の基礎知識
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指定流通機構とは
国土交通大臣が指定した不動産流通機構が「指定流通機構」です。通称「レインズ」と呼ばれており、全国に4法人(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)が設立されています。・[ 国土交通大臣指定 ] 公益社団法人中部圏不動産流通機構 売却希望者から「専属専任」「専任」の媒介契約を受けた仲介会社は必ずこの指定流通機構にその物件を登録しなければなりません。 指定流通機構にはコンピューター・ネットワークシステムがあり「レインズ(REINS)」と呼ばれています。このシステムは国土交通省(旧建設省)と(財)不動産流通近代化センターが設計したもので、各指定流通機構にはホストコンピューターが設置してあります。レインズの会員になっている仲介業者に行くとそのラインと結んでいるパソコンまたはファクシミリによる端末が置いてあり、指定流通機構に登録されている物件情報をいち早く引き出せます。情報量が豊富で常時更新されていますので、最新の価格動向に基づいた適正な価格での売買が期待できるという訳です。 レインズの会員になっているかどうかも仲介業者を選ぶうえで有効な判断材料になります。
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駅などからの徒歩時間
駅などからの徒歩時間を広告に表示する際には、つぎの基準があります。一般的に、道路距離80メートルを1分として換算しています。
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坪数とは
1坪というのはおよそ3.3㎡に相当します。畳2枚分の大きさが1坪です。簡単に計算するには、㎡の数に0.3025を掛けると坪数になります。例)100㎡×0.3025=30.25坪